窃盗被告、「別人」の可能性=防犯カメラ鑑定書を証拠採用―金沢地裁(時事通信)

 石川県白山市で昨年8月、不正入手したキャッシュカードを使い現金計100万円を引き出したとして窃盗罪に問われた金沢市の男性(61)の公判で、金沢地裁が先月までに、「ATM(現金自動預払機)の防犯カメラに写った人物は被告とは別人」とする愛知県警の鑑定書を証拠採用したことが4日、分かった。
 弁護人の織田明彦弁護士が同日、金沢市内で記者会見。ほかに有力な証拠はなく、男性は無罪となる可能性が出てきたという。
 起訴状によると、男性は昨年8月15日、白山市のコンビニATMで、不正入手したキャッシュカードを使い、5回にわたり現金計100万円を引き出したとされる。
 織田弁護士によると、男性は昨年10月、防犯カメラの映像が決め手となり逮捕され、翌11月に起訴された。公判段階では一貫して否認しており、ほかにカードや指紋などの証拠も提出されていないという。
 金沢地検が起訴後、映像解析技術を持つ愛知県警科捜研に鑑定を依頼。科捜研は5月下旬までに、カメラに写った人物と男性の耳の穴の形などが異なるため、「別人」とする鑑定書を提出した。
 金沢地裁は4月、地検が請求した男性の起訴後拘置の取り消しを認め、男性は保釈された。 

凶器刺さったまま追いかけ、強盗取り押さえ(読売新聞)
精神医療の在り方で議論―厚労省検討チーム(医療介護CBニュース)
雑記帳 「蚕飼育キット」発売…家庭で繭作り観察を 京都(毎日新聞)
民主党 主な新役員の会見要旨 枝野幹事長(毎日新聞)
乳幼児の「手足口病」西日本中心に増加続く(読売新聞)

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。